【点乃】秋夜の三景|皆既月食・月見焼売・中秋の名月(2025/10/06)

皆既月食・月見焼売・中秋の名月(2025年10月6日・十五夜)
白露を過ぎ、夜の空気がすっきりしてまいりました。芒と菊がやさしく揺れるころ、秋夜の三つの話題を、点乃からお届けします。
1|今朝の皆既月食
赤銅色の月は、地球の影にそっと入った合図。大気を通り抜けた光の赤が月面をやわらかく照らし、静かな舞台が続きました。

- 二十四節気:白露のころ(次は寒露へ)。
- 季の花:芒・野菊。空は高く、風はからりとしています。
2|“月見焼売”という楽しみ
月見の季節は、各社の“月見”商品も話題ですね。京都点心福では、蒸籠の白い焼売を小さな満月に見立てて、やさしい“月見焼売”をご提案します。

やさしい仕立て
- うずらの卵を芯に:割ると、小さな満月が顔を出します。
- 和風だしの餡:薄口と昆布鰹の旨みで、卵の甘みを引き立てます。
- 秋の副菜と一緒に:栗・南瓜・銀杏で、色も味わいも秋らしく。
※「月見焼売」は季節企画です。販売の詳しいご案内は、公式のお知らせをご覧ください。
3|来月の見どころ:中秋の名月は 2025年10月6日(十五夜)
寒露の近づく頃、空がいちだんと澄んできます。十五夜の夜は、蒸籠の“月見焼売”と、天の満月をそっと並べてみませんか。
たのしみ方のヒント
- “月の出”に合わせて、蒸籠のふたを一緒に開ける。
- 白磁や銀彩の器で、月光のニュアンスを添える。
- 菊のおひたしや南瓜の含め煮、梨のデザートで、秋の一皿をやさしく。
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