【点乃版】白露の季節献立|備中松山城とぶどう — 点心と楽しむ三品(京都点心福)

備中松山城とぶどう — 点乃が選ぶ、やさしい三品
雲の切れ間に山城が見える朝。高梁のピオーネは深く、シャインは軽やか。
きょうは点心に寄り添う、静かな三皿をご用意しました。

参考:備中松山城(岡山県高梁市)は日本で唯一の現存山城天守を有します。
高梁はピオーネの名産地として知られ、山の寒暖差が果実の輪郭をきりりと整えます。
岡山・高梁フォーカス:シャインとピオーネ
シャインマスカットは皮ごと。みずみずしい香りが広がります。
ピオーネは紫黒の大粒。甘みの奥に、やさしい酸の芯。点心の旨みに寄り添います。
海老焼売のやさしい甘酢あん(ぶどう添え)
海老の旨みを甘酢が包み、ぶどうの瑞々しさが余韻を軽くします。
材料(2〜3人分)
- 海老焼売 6個(温め)
- 種なしぶどう 120g(ピオーネまたはシャイン/半割)
- 酢 大さじ2・醤油 大さじ1.5・砂糖 大さじ2・水 120ml
- 片栗粉 小さじ2(水 小さじ2で溶く)
作り方
- 焼売を温め、器へ。
- 鍋で調味を温めてとろみ付け。
- 火を止め、ぶどうをふわりと加え、上からかける。
ぶどうと鶏ささみの白和え(白味噌)
豆腐のなめらかさとぶどうの軽い甘み。点心の間にほっとする一口です。
材料(2人分)
- 種なしぶどう 80g(半割)
- 鶏ささみ 2本(茹でほぐし)
- 木綿豆腐 150g(よく水切り)
- 白味噌 大さじ1.5/すり白ごま 大さじ1/塩 少々
作り方
- 水切り豆腐・白味噌・白ごま・塩で衣を作る。
- 鶏とぶどうをやさしく和える。
ぶどうの葉包みご飯(高梁の香り)
ぶどうの若葉は、下処理をすれば一緒に食べられます。青い香りがふんわりと広がり、口を整えます。
材料(4個分)
- ぶどうの若葉 4枚(下茹で または 軽い塩漬け→塩抜き)
- 炊きたてご飯 200g
- 塩 少々、白ごま 適量
- 好みで:刻み大葉、梅肉 少々
作り方
- 葉の太い筋を軽くそぎ、さっと下茹で。水気を拭く。
- ご飯に塩・白ごまを混ぜ、俵形に。
- 葉で包み綴じ目を下に。供する直前に軽く蒸して香りを立てる。
食用のぶどう葉をご使用ください。自家栽培は農薬の有無を確認。心配な場合は市販の塩蔵葉がおすすめです。
食卓に、やさしい余白を
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