横浜・聘珍樓の灯に寄せて――京都点心福が守り抜く「一気通貫」という職人の志。

老舗の灯に寄せて ――
京都伏見、点心職人の独り言
「作るものが、そのまま届けるもの。」
その一貫した価値を守り抜く決意を、今あらためて胸に刻んでおります。
きょう、お店に届いた風のたより。
あの、横浜中華街の老舗「聘珍樓(へいちんろう)」はんが、しばしのあいだ暖簾をおろされるとか……。
創業は明治十七年。日本の中華料理を、ほんまに一から育ててこられた、大きなお店どす。
点心の道に三十年身を置くわたしとしては、この知らせ、どこか胸の奥がすうっと冷えるような、言葉にできひん寂しさがこみ上げました。
「老舗」とは、ただ長く続くことではおへん。
たとえ時代が変わっても、揺るがない「志(こころざし)」があるさかい、たとえ灯がゆらいでも、またいつか、凛として灯りなおすと、わたしはそう信じてます。
伏見のちいさな工房からやけど、わたしたち京都点心福も、一つひとつの点心に、手間とまごころ込めて仕込んでます。
わたくしが掲げる「一気通貫」の流儀――。それは、自ら包み、自ら鮮度を封じ、自らお客様の元へ届けること。派手なことはできしまへんけど、この「ほんまもん」をつくる責任だけは、誰にも譲れまへん。
「冷凍食品」をつくっているのではございません。お届けしたいのは、職人の厨房から出たての、あの「湯気」と「温もり」にございます。
聘珍樓はん、おおきに。ほんまに、ようここまで続けてこられましたなぁ。
またいつか、その味に逢える日を願いつつ。今日もわたしは、湯気に包まれながら、ひとつ、またひとつと皮を包んでおります。
「ほんまに、職人の手は魔法やと思いますえ」 ―― 点乃
京都点心福「一気通貫」の価値保証
一、作る
職人が一点ずつ「手包み」。素材の声を聴き、その日の気候に合わせ微調整を施します。
二、封じる
出来立てを−40℃で瞬間冷凍。餡の水分と旨味、香りをそのまま閉じ込めます。
三、届ける
製造から発送まで自社工房で完結。作り手の温度をそのまま食卓へ直送いたします。
京都伏見より、職人仕込みの京点心を全国へ。
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