点乃だより|鯛の鯛と、京都点心福の肉汁焼売

点乃だより|鯛の鯛と、京都点心福の肉汁焼売
やわらかく、やさしく。処暑の頃のお話です。
こんにちは、点乃どす。お祝いの鯛をいただくと、ときどき小さな“鯛のかたち”が出てくること、ありますえ。胸びれや腹びれの根元から、そっと顔を出す小さな骨。これを「鯛の鯛」と呼んで、福を招くしるしとして大切にしてきました。

鯛の鯛って、どんなもの?
焼いたり煮たりした鯛の骨を外すと、胸びれや腹びれの付け根に小さな骨が見つかることがあります。頭と胴、尾の形がそろって、ほんまに小さな鯛みたい。昔から「福がふえていく」印として、財布にしまっておく方もいはります。
むかしの記録と、いまの楽しみ
魚の本や民俗の本にも、この小さな骨のことが紹介されています。いまの観光地では、樹脂で包んだ根付になっていることも。見つけたら、ちょっとだけ嬉しい。そんな“よいもの”どす。
京都の食卓と、点心のこころ
京都では、ささやかな中に手間とまごころを込めるのが好きどす。点心も同じ。小さな包みに大きな喜びを入れて、お膳にのせます。
京都点心福の肉汁焼売は、国産豚と玉ねぎのバランスを大切に、職人が手包み。2個ずつ個包装で、電子レンジでも仕上がります。ひと口で、じゅわっと幸せが広がる感じ……「鯛の鯛」を見つけたときと、どこか似てます。
※在庫や価格は変わることがあります。最新情報は各ページをご確認ください。
きょうのまとめ
- 「鯛の鯛」は、鯛の胸びれ・腹びれの根元にある小さな骨。
- 福を招く縁起物として、大切にされてきました。
- 小さな中に大きな喜びを込める心は、肉汁焼売にも生きています。
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