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2026-08-23 福福通信

木津川堤防と「しまかぜ」──夕暮れに海を想う京都点心福の塩焼売

木津川堤防に吹く風と、
しまかぜを待つ夕刻
──海を想う“塩焼売”|点乃の京だより

語り部/舞妓 点乃
(盛夏の候、涼風に寄せて)

城陽の木津川堤防で、夕方17時10分ごろ。
空がゆるやかに茜に染まる頃、青と白の「しまかぜ」が静かに通り過ぎてゆきました。ほんに、めったに会えへん列車どすさかい、思わずお口をポカンと開けて見惚れてしまいましたわ。

「しまかぜ」は、ここから伊勢志摩の美しい海へと向かうんやなぁ……。
走り去る姿を見送っておりますと、遠く離れた海の景色や、ふわりと心地よい潮風の香りが恋しゅうなってまいります。

そないな夕暮れどきにぴったりなんが、海の恵みをギュッと閉じ込めた京都点心福の「塩焼売」どす。隣におります しゅうまい奉行殿も、「いよいよ塩焼売の出番でござるな!」と、さきほどから目を輝かせてはりますえ。

夕暮れどきの堤にて

観たままの景色:

  • 場所:城陽市 木津川堤防
  • 時刻:17:10頃
  • 情景:西の空には入道雲、川面はやわらかに光を受けて。そこを「しまかぜ」がゆったりと、海へ向かって走り抜けていきました。

「待つ時間」いうんは、心を整えてくれるもんやなぁと思いました。列車の音が近づいてくるにつれて、夕風も心持ち涼しゅう感じましたえ。
もっとも、奉行殿の頭の中は、景色よりも「早く食べたいでござる」でいっぱいのようどすけど……。

塩焼売と夕刻の取り合わせ

京都点心福の塩焼売
(写真:ふっくらジューシーな塩焼売。見るだけでまたお腹が鳴りそうどす…)

和菓子と寿司の技が引き出す
まろやかな塩の旨み

伊勢志摩の海に想いを馳せながらいただく塩焼売は、また格別どす。味付けはお塩のみ。和菓子やお寿司の職人技を活かして、こだわりのええお塩が豚肉の豊かな甘みと肉汁をぎゅーっと引き立ててくれますのや。お口に入れると、ジューシーな旨みと一緒に、ふくよかな塩の風味が広がります。

さりげない一口で

お塩の旨みがしっかりきいておりますさかい、お醤油などの調味料はいりまへん。そのまま召し上がっていただくのが一番よろしおす。堤防の風景に合わせると、それだけで海を感じる小さなお楽しみになるんどすえ。

あまりの美味しさに、奉行殿は景色も見ずにパクパク召し上がって、「これぞ至福! もう一つないでござるか?」とおっしゃる始末どした。

※安全な場所で、景色とともに、そしてお連れ様と奪い合いにならないよう、ゆっくりどうぞ。

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点乃のひとこと

「しまかぜ」を見られたら、きっと良い日になる。そしてその行き先にある海を想うて、塩焼売をいただく。
夕暮れの堤防で、少しだけ私のお腹が「ぐぅ」と鳴ってしまったんは、ここだけの秘密にしといておくれやす。

──舞妓 点乃

「一期一会の景色に、海を想う点心を添えて。
花より団子、景色より塩焼売?
なひとときになれば嬉しゅうございます。」

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