NEWS

お知らせ

装飾
2025-08-22 福福通信

【昔ながらのシュウマイ】精霊蝗虫と出会った夏のこと|京都点心福

【昔ながらのシュウマイ】精霊蝗虫と出会った夏のこと|京都点心福

【精霊蝗虫と焼売と】
──点乃の夏の出会い

お盆を間近に控えた、少しだけ風の涼しくなった日のこと。
お仕舞いのあと、ふらりと鴨川べりを歩いておりましたら、
草むらの影から、ひときわ大きなバッタが飛び出してきたんです。

驚いて立ち止まると、その子は拙の足元にぴょこんと着地して──
そのまま、なぜか裾のあたりをちょんちょんと。まるで挨拶のように。

そっと手を差し出して逃がそうとしても、
くるりと回って、また私の袖のあたりへ。
もしかして、シュウマイの香りが残ってたのかしら?

家に帰って、ちょうど蒸し上がったばかりの
「昔ながらのシュウマイ」をお供えしました。
あっさりしていて、でもじんわり。
くわいの歯ざわりが、とても心地よくて……
ああ、祖母もこれが好きだったな、と湯気の向こうに思い出す顔。

バッタはあのあと、ぴょんと飛び立っていきましたけれど、
どこか名残惜しそうにも見えて── もしかすると、精霊さんの使いだったのかもしれませんね。

バッタ跳ね 湯気と香りに 誰かの影

🍽 おばあちゃんの好きだった味──
「昔ながらのシュウマイ」、よろしければお試しください。

楽天市場で購入する 公式ショップで購入する

PDFを開く

一覧へ戻る