🌽 紫とうもろこしは焼かずに、香りを楽しむお野菜どすえ

🌽 紫とうもろこしは焼かずに、香りを楽しむお野菜どすえ
焼いてみたら、あれれ?ってなった紫とうもろこし。でも、そこから新しい魅力に気づいたんどすえ。
湯気と香りでひらく、やさしい楽しみ方をご紹介しますね。
🔥 焼いてちょっと残念やった理由
紫とうもろこしを見かけて、つい「焼きとうもろこしにしたら美味しそう!」って思いまして。
けれど、いざ焼いてみたら…甘みが少なくて、皮もちょっとかためで、香ばしさも控えめ。
思ってたのとは、ちょっと違ったんどす。
でも、それはこの子のせいやなくて、調理法が合わへんかっただけなんどすえ。
📜 紫とうもろこしはアンデスの古いおくりもの
ペルーでは「マイス・モラード」って呼ばれてて、神さまにささげる作物として大切にされてきたんやそうです。
紫色はアントシアニンっていうポリフェノールの色。体にうれしい成分がぎゅっと詰まってますの。
そして、このとうもろこしは「チチャモラーダ」っていうお飲み物として飲まれることが多いんどすえ。
🍹 京都風にアレンジした、チチャモラーダの作り方
見た目がきれいで、香りもやさしい。そんなチチャモラーダを、柚子やりんごを使って和風に仕上げてみました。
《紫とうもろこしと柚子のやさしいチチャモラーダ》
📦 材料(3〜4人分)
- 紫とうもろこし(芯つき・乾燥でもOK)…1本
- 水…800ml
- りんごの皮…1個分
- パイナップルの芯や皮…1/4個分
- シナモンスティック…1本
- クローブ…2〜3粒(なくても大丈夫)
- 柚子皮…少々
- 砂糖か蜂蜜…お好みで大さじ2〜3
- レモン果汁…大さじ1〜2
👩🍳 作り方どすえ
- お鍋にすべての材料(レモン果汁と砂糖はあとで)を入れて、ことこと30〜40分煮ます。
- ざるでこして、粗熱をとります。
- 甘さをととのえて、レモン果汁を最後に加えます。
- 冷やしてミントやフルーツを添えたら、できあがりどす。
🥟 点心と合わせて、もっと楽しめますえ
このドリンク、実は点心との相性がばつぐんなんですの。 ここで、いくつかおすすめの組み合わせをご紹介しますね。
紫とうもろこしのかたち | 合う点心 | ポイント |
---|---|---|
チチャモラーダ(冷) | 肉汁焼売・塩焼売 | 濃い味の点心にぴったり |
柚子入りチチャモラーダ | 海老水餃子(冷菜風) | 海老の甘さがぐんと引き立ちます |
紫とうもろこし粉入り | しゅうぱん | 見た目もかわいく、もちもち |
粒を春巻の具に | 変わり春巻 | 食感のアクセントになりますえ |
紫のおこわ | 焼売や餃子セットに | ごはんものとしてもおすすめ |
✅ 焼かへんことで、広がる世界もあるんどすえ
焼いてがっかりしたあのときが、実はスタートやったんかもしれません。
紫とうもろこしは、煮たり、蒸したり、香りを楽しんだりしてこそ、本来の力を発揮する食材どす。
京都の点心とあわせていただくと、きっとまた新しいおいしさに出会えるはず。
「焼かへんほうが美味しい」――そんなことも、あるんですねぇ。
🍽 紫とうもろこしとよう合う「塩焼売」も、よろしゅうおたの申します
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