初物七十五日の知恵。濃厚な甘みが溢れる特製「九条ねぎ餃子」お取り寄せ|京都点心福

根から抜く覚悟が、味に出る。
【京都お取り寄せ・九条ねぎ餃子】
筆録:舞妓 点乃(てんの)
おはようございますえ、点乃どす。
きょうの伏見は、朝から少し湿り気のある風が吹いとりまして、草木もいよいよ青々と元気を増してまいりました。

そんな活気あふれる季節の中、今朝は私どもの看板点心でもある「九条ねぎ餃子」の仕込みについて、少し深いお話をさせてもろうてもよろしおすやろか。実はこの餃子に使うてる九条ねぎ、ちょっと「ふつう」とはちゃうんどす。
「切ってまた生やす」のが、ねぎの常識
九条ねぎの収穫、農家さんがどうしてはるか知ってますやろか?
実は、「根っこを土に残して、上の青い葉っぱだけを刈り取る」んが一般的なんどす。
ねぎというのは大変生命力が強いお野菜でしてな。根を残して切ってあげれば、またそこからスルスルと新しい葉っぱが生えてきますねん。何度も繰り返し収穫できるさかい、効率がようて、ええことずくめどす。
根ごと抜くからこそ生まれる「格別の味」
せやけど、私ら京都点心福の九条ねぎ餃子に使うねぎは、土から「根っこごと」引っこ抜いて収穫した、一番最初の『初物』だけを使わせてもうてます。この収穫方法やからこそ出せる、はっきりとした味の特徴がおますんや。
土の養分をたっぷり吸い上げた、生命力あふれる「初物」
何度も刈り取られて生え変わった葉は、身を守るために少しずつ繊維が硬くなります。そやけど根引きの初物は、葉が絹のように柔らか。餃子の中にたっぷりと入れても、筋っぽさが全くおへん。
一株が最初に土から吸い上げたエネルギーを根こそぎいただくため、葉の内部には九条ねぎ特有の「トロ(ゼリー状の旨み成分)」がぎっしり。これが豚肉の熱い肉汁と合わさると、とろけるような深い甘みに変わるんどす。
なぜ「初物」を食べると75日長生きするん?
昔から「初物を食べたら七十五日長生きする」という言葉がおますやろ?
これには、昔の人の深い知恵が隠されてるんどす。
実は昔の暦では、ひとつの季節がだいたい「75日(約2ヶ月半)」やったんどす。つまり「75日長生きする」いうのは、「その季節の間、病気せんと元気に過ごせますように」という祈りの言葉なんやね。
初物は、新しい季節に向かって成長しようとする大地のエネルギー(生気)に満ちてます。特に私らが使う「根引きの九条ねぎ」は、土の養分を初めてたっぷりと吸い上げた栄養の塊。自然の生命力を丸ごと体に取り込むことで、新しい季節を元気に乗り切る。ほんに理にかなった昔の知恵どすなぁ。
一粒ずつ、1200個に込める職人の熱
この初物の九条ねぎをふんだんに使いまして、本日は職人が1200個、お一つずつ丁寧に手で包み上げましたえ。
焼き立ての香ばしさはもちろん、冷めてもなお、ねぎの甘みがしっかりとお口に広がる仕上がりどす。効率よりも、絹のような食感と濃厚な甘みをお届けしたい。それが、私らの「根ごと抜く覚悟」なんどす。
根っこからいただいた力強い大地の息吹。お客様のお腹だけやのうて、気持ちまで元気に満たせたらええなぁと願いながら。ぜひご家庭の食卓で、はんなりと味わっておくれやす。
【プロの厨房を支える「福」の技術】
多くの飲食店様、ホテル様にも愛用されているプロ仕様の品質。
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