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2025-08-11 福福通信

雨上がりのお地蔵さまと、地蔵盆のあたたかな味

夕立のあとの伏見の町。
大粒の雨に濡れた石畳が、夕空の色を映してきらきらと光ります。
辻のお地蔵さまも、赤い前掛けが雨にしっとりと濡れ、
どこか涼しそうなお顔をされていました。


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京都の夏の終わりを告げる地蔵盆は、
子どもの健やかな成長を願って町内みんなでお祝いする行事です。
小さな提灯が並び、数珠回しや福引きの笑い声が響くと、
通りがふわっと温かい空気に包まれます。


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そんな日にぴったりなのが、京都点心福の手包み点心です。
やさしい塩味の「塩焼売」は、蒸したての湯気とともにふんわり広がる豚肉の旨み。
「だし焼売」は京風だしの香りが心地よく、冷たいお茶ともよく合います。
そして、かぶりつくと肉汁がじゅわっと広がる「肉汁焼売」は、
行事の疲れをそっと癒してくれるごほうびのような存在です。


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地蔵盆の夜、提灯の明かりの下で蒸籠の蓋を開ければ、
湯気の向こうに笑顔がひらきます。
お地蔵さまもきっと、このあたたかな光景を見守ってくださっていることでしょう。

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