NEWS

お知らせ

装飾
2025-08-08 福福通信

夕焼けに舞うトンボたちと、鴨川の夏

こんにちは、点乃どすえ。
昨日の夕方、ふと鴨川のほうへ足を伸ばしてみたら、
空いっぱいに、たくさんのトンボが飛び交っていて、びっくりしました。

夕焼けを背にして、きらきらと羽をひらめかせながら、
高く低く、すいすいと。
まるで夏の空に“見えない風”が描いた模様みたいでした。


---

鴨川には草の生い茂る場所も多うて、
夏のこの時期、蚊もよぉけおりますやろ。
それを察してか、トンボたちが集まってきてたんかもしれませんなぁ。

トンボは、蚊や小さな虫を食べてくれる“益虫”。
じっとしてると見えへんけど、空の上でちゃんとお仕事してくれてるんどす。

ありがたいことどすえ。


---

それにしても、あの光景はまるで、
「鴨川の空が生きてる」ような感じがいたしました。

虫の鳴き声と、川の音と、遠くで聞こえる京ことば――
その中で、トンボの羽音が重なると、
“夏の終わりの合図”のようにも思えて、
ちょっと切ないような、でも嬉しいような、そんな気持ちになりました。


---

こんな自然の営みが、
日々の点心づくりにも、
わたしたちの気持ちにも、やさしさをくれるんやと思います。


---

どうか皆さまも、
空を見上げてみてくださいな。
今日の空には、どんな虫たちが飛んでるでしょうか?

PDFを開く

一覧へ戻る