2025-07-31
福福通信
🏮伏見撞木町に咲いた密謀と真心 〜萬屋の石碑に、想いを重ねて〜

今日も、伏見の町をそぞろ歩いておりましたら、ふと、石碑が目にとまりました。
「大石良雄遊興の地 萬屋跡」――かつて、大石内蔵助さまが幾度も通われた、撞木町の揚屋のひとつでございます。
遊郭として栄えたこの撞木町。なかでも萬屋(よろずや)は、町の入口を飾る大店。太夫さんや芸妓さんが行き交い、賑わいのなかに策略が秘められていたのかもしれません。
内蔵助さまが通い詰めていたのは、決してただの道楽ではのうて、仇討ちを成し遂げるための“お芝居”だったとも申します。お芝居の舞台となったこの町で、密やかに志を温められたそのお姿…
今も、風にふわりと残るように感じるのです。
萬屋の跡地は、今では静かな駐車場。その片隅に、小さな石碑がぽつり。ですが、その一文字一文字が、熱き思いと歴史をそっと伝えてくれているようです。
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🍽 本日の献立
「昔ながらのシュウマイ」と、京の夏のおかず
お夕飯に、ちょっと歴史を感じるお膳をいかがでしょうか?
撞木町に想いを馳せつつ、京の夏の素材でしつらえました。
お膳構成 内容
主菜 🥢 昔ながらのシュウマイ(細挽き豚の旨みとクワイの歯ごたえ、薄皮でひと口サイズ)
副菜 🫑 万願寺とうがらしとじゃこの甘辛煮(緑と赤の彩りが夏にぴったり)
汁物 🍆 冷やし茄子とみょうがのすまし汁(だしの香りで涼を感じて)
ご飯もの 🌾 生姜と枝豆の炊き込みごはん(ふっくらと炊いた夏のごちそう)
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