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2025-07-18 京都点心福の献立帖

焼売を包む手と、鳥居の継ぎ目に見る職人のこころ

🍽️【本日の献立】

主菜:昔ながらのしゅうまい(京都点心福)

副菜:とうもろこしとズッキーニの揚げびたし

汁物:賀茂なすと鱧のすまし汁

ご飯もの:鰻の炊き込みご飯


京都の町を歩いていると、ふと足を止めたくなるのが、古い鳥居の継ぎ目の美しさ。
それは、私たちが包む焼売のヒダにも似ていて、見えない部分にこそ、心を込める大切さを教えてくれるようです。
今夜は、そんな静かな想いを胸に、京都点心福の「昔ながらのしゅうまい」で、心やわらぐお献立を仕立ててみました。


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📜 本日の献立(分量と作り方)


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🥟 主菜:昔ながらのしゅうまい(京都点心福)

材料(2人前)

昔ながらのしゅうまい(京都点心福):6個


作り方

1. 蒸し器で7〜8分。


2. フライパンでも、水を加えて蒸し焼きにしても美味しく仕上がります。



> もっちりとした豚の旨味と、シャキッとしたクワイの歯ざわりが、ひと口に沁みます。




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🌽 副菜:とうもろこしとズッキーニの揚げびたし

材料(2人前)

とうもろこし(実を外す):1/2本

ズッキーニ:1/2本(輪切り)

揚げ油・出汁・薄口醤油・みりん:各適量


作り方

1. 野菜を素揚げし、熱いうちに出汁で調味したつけ地に浸します。


2. 冷やしておくと、夏にぴったりの冷たい副菜になります。




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🍲 汁物:賀茂なすと鱧のすまし汁

材料(2人前)

賀茂なす(輪切り):1/2個

鱧の落とし:4切れ

出汁:400ml

薄口醤油:小さじ1

塩:少々


作り方

1. 賀茂なすを焼いてから出汁に入れ、鱧を加えて温めます。


2. 調味して、すまし汁に仕立てます。




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🍚 ご飯もの:鰻の炊き込みご飯

材料(2人前)

米:1合

鰻の蒲焼(市販):1/2尾

刻み生姜:小さじ1

酒・みりん・醤油:各小さじ1

出汁:180ml


作り方

1. 調味した出汁と米を合わせて炊飯します。


2. 鰻を刻んで加え、炊き上がりに軽く混ぜます。




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🔑 本日のキーワード

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シュウマイ レシピ



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✍️ 本文

🏯 鳥居の「継ぎ目」や「切れ目」にまつわる秘密

木材の収縮と反りを防ぐための構造

一本木をそのまま使うと、気温や湿度の変化で反ったり割れたりしやすいため、複数の部材を継いで組み合わせている。


部材の交換を前提とした設計

腐食や風雨による劣化に備え、傷んだ部分のみを交換できるように、分割して作ることが多い。


「込栓(こみせん)」という技術で接合

柱や貫(ぬき)を木製のダボや楔でしっかりと固定する、伝統建築の技法が用いられる。


「包板(つつみいた)」で見た目を整えることも

継ぎ目が目立たぬよう、薄い木板で覆うこともあるが、あえて見せることで構造美を強調することもある。


鳥居の種類によって構造が異なる

神明鳥居(直線的)や明神鳥居(反りがある)など、形式により接合部の見せ方も異なる。


切れ目は「傷」ではなく「意図的な継手」

よく見ると直線的なラインであり、木工職人が意図して仕込んだ“技術”の証でもある。


地震対策としての“遊び”のある構造

柔軟性を持たせることで、地震の揺れにも耐える構造にしている例もある。


古来より「継ぐ」ことは縁起が良いとされる

継ぎ木や継手には「つながり」や「再生」の意味も込められ、神事にふさわしい意味合いを持つ。

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