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2025-07-03 京都点心福の献立帖

舞妓が育てる山椒と塩焼売の午後じかん

目次 一、山椒の苗をもろてきた朝 二、塩焼売と山椒の相性に、うちびっくり 三、京から届く、小さな贅沢時間 --- 一、山椒の苗をもろてきた朝 けさのことどす。いつもお世話になってる八百屋さんのおばあちゃんが、 「点乃ちゃん、これ持って帰りぃ」と言うて、小さな鉢を渡してくれはりました。 中には、ぴんと元気な山椒の苗。 ちょっとええ香りのする、はんなりとした葉っぱが風にゆれて、 「これ、うちのベランダで大きなってくれはるやろか」って、思わず笑うてしもたんどす。 京のおばんざいでもよぉ使われる山椒、実だけやのうて、葉もよう香る。 ほんまに、なんやろう……お料理が、ちょっと格上げされる気ぃしますえ。 --- 二、塩焼売と山椒の相性に、うちびっくり 「京都点心福」さんの塩焼売は、ほんまに素材の味そのまんま、 おだしみたいにじんわり広がる味が自慢どす。 お肉の旨味はしっかりあんのに、あっさりしてて、皮もしっとり。 今日はそこに、いただいた山椒の若葉を一枚、ちょんと添えてみたんどすけど……これが、びっくり! 塩のまろやかさと山椒のさわやかさが、お互いを引き立て合うて、 ちょっとした料亭のお味どすえ。 濃い味が苦手なご年配にも、お子さんにもやさしい一品。 山椒の風味で、季節の“うつろい”を感じられる。 そないな焼売、あんまりないと思いますえ。 --- 三、京から届く、小さな贅沢時間 「塩焼売」は、京都点心福さんのオンラインショップから冷凍便でお取り寄せできまっせ。 届いたら、蒸しても焼いてもおいしいし、レンジでもできるから、 時間がないときでもすぐおいしい。 うちは今日は、お昼の仕込みのあとに、 ベランダで山椒のお世話しながら、ゆっくり蒸していただきましたんえ。 ちょっとしたひと手間と、お気に入りの器を出すだけで、 一気に「京都のごはん時間」に早変わり。 あたたかいものと、香りのある暮らし。 どちらも心を整えてくれます。 ほんで、また明日もがんばろか、て思えるんどすなぁ。

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