柚子餃子の仕込み日誌|京都点心福

柚子餃子の仕込み日誌
2025年12月10日
一、冬のはじまり、柚子の香り
初冬の伏見は空気がきれいで、柚子の皮を刻みますと、台所に冬の香りがふんわり広がってきます。 今日は京都点心福で、静かに柚子餃子を仕込みました。
二、素材をやさしく整える
柚子餃子は、キャベツ2:豚肉1。 白味噌がそっと味をまとめ、柚子皮の香りを邪魔せんようにいたします。 食べ口は軽くて、油の重さもゆるやかになります。
三、一粒ずつ、こころを込めて
柚子皮を刻む手もとを見ていますと、台所に小さな風が吹いたように感じます。 香りを逃がさないよう、包み終えたら −40℃の非加熱冷凍 で、できたてのまま封じています。
四、召し上がり方のご案内
一、まずはそのままで、柚子の香りをゆっくり。
二、ぽん酢に柚子皮を少し、冬のお酒とよく合います。
三、湯豆腐のそばに、淡い旨みが行き交って、食卓がほっこりいたします。
五、冬の贈りものにも
見た目は控えめですが、香りがやさしく語りだす点心です。 ご挨拶や冬の贈りものにも、胃にも気持ちにもやさしいお品どす。
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