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2025-12-04 福福通信

十二月の満月と肉汁焼売の献立|京都点心福

十二月の満月と肉汁焼売の献立|京都点心福

十二月の満月と湯気の食卓(点乃)

冬の空気は澄んで、夜が静かに感じられますね。 十二月にめぐってくる満月は、「寒月(かんげつ)」とも呼ばれ、 月の光が少し冷たくて、心が落ち着く夜になります。

そんな夜に合うのは、湯気の立つ温かい食卓です。 蒸した肉汁焼売は丸い形が可愛く、湯気と一緒に幸せな香りが広がります。 袋のまま温められるので、慌ただしい日でも無理をしなくて大丈夫です。


🥢 満月の献立(点乃より)

肉汁焼売 × 冬野菜 × 月見汁 × 菜めし 丸い料理を揃えると、満月の夜の静けさとよく合います。

① 肉汁焼売の蒸し立て

材料(2〜3人分)
肉汁焼売 … 6〜10粒

作り方
1. 蒸籠で7〜10分蒸します。
2. 袋のまま電子レンジ調理も可能です。
3. 酢醤油や山椒塩、生姜醤油などがおすすめです。

② 蕪と九条ねぎの白味噌煮

材料(2〜3人分)
蕪 … 2個(葉があれば少し)
九条ねぎ … 10cm
出汁 … 300ml
白味噌 … 大さじ2〜2.5
みりん … 小さじ2
塩 … 少々

作り方
1. 蕪は皮をむき、くし形に切ります。
2. 出汁に蕪を入れて弱火で10〜12分煮ます。
3. 白味噌とみりんで味を整えます。
4. 九条ねぎを散らして仕上げます。

白味噌の甘さがほっとして、蕪が柔らかくまとまります。

③ 月見汁(豆腐と生姜の卵黄仕立て)

材料(2〜3人分)
豆腐 … 150g
生姜(すりおろし) … 小さじ1〜1.5
卵黄 … 1個
出汁 … 400ml
醤油 … 小さじ1
塩 … 少々
三つ葉 … 少し

作り方
1. 出汁を温め、豆腐を入れます。
2. 醤油と塩、生姜で味を整えます。
3. 火を止めて椀に盛り、中央に卵黄を浮かべます。
4. 三つ葉をのせて香りを添えます。

卵黄が湯面でまあるく見えて、まるでひとつの満月みたいでかわいらしいです。

④ 菜めし(冬の青菜と油揚げ)

材料(2〜3人分)
ご飯 … 2合
青菜 … 100g(ほうれん草・小松菜・壬生菜など)
油揚げ … 1枚
醤油 … 小さじ1/2
塩 … ひとつまみ

作り方
1. 青菜はさっと茹でて細かく刻みます。
2. 油揚げは湯通しし、細く刻みます。
3. 温かいご飯に混ぜ、醤油と塩で整えます。

青菜と油揚げがご飯にやさしく合い、焼売を引き立ててくれます。


🌕 満月の夜に思うこと

満月は「満つる」しるしと言われてきました。 たくさん用意しなくても、湯気が立って、ゆっくり味わえればそれで十分です。

蒸し立ての肉汁焼売は、小さな月のようにまあるくて、 湯気と一緒に静かな夜を照らしてくれます。 冬の夜は、温かい香りがとてもごちそうになります。

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