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2025-12-01 福福通信

鬼辛焼売にふわり香る陳皮のお話|点乃がそっとご案内

鬼辛焼売にふわり香る陳皮のお話|点乃がそっとご案内

鬼辛焼売にふわり香る陳皮のお話どすえ

寒うなってまいりますと、温かい湯気の立つお料理が、とくに恋しゅうなりますね。 京都点心福の鬼辛焼売も、そんな冬の席を彩る人気ものどす。

ひと口めは「ぴりっ」と辛うございますけれど、 そのすぐあとにふわりと広がる爽やかな香り…… 実はあれ、そっと忍ばせております陳皮(ちんぴ)の力どすえ。


■ 陳皮って、どんな香りもの?

陳皮は、みかんの皮をゆっくり乾かして作りました、 昔ながらの香り豊かな材料どす。 時間が経つほど香りが落ち着いて、 からだを温めたり、気持ちを整えたりしてくれると言われております。

  • 胃の調子をやさしく整える
  • 冷えをやわらげる働き
  • お肉の脂の重さをすうっと軽くしてくれる
  • 柑橘の香りで気持ちがほっと和らぐ

辛いお料理ともとても仲良しで、 辛さの鋭さをふんわりまとめてくれますの。


■ 鬼辛焼売に入っている理由

鬼辛焼売は、しっかり辛い味わいが魅力どすけれど、 ただ辛いだけやと、どうしても重たく感じることもありますえ。

そこで、この陳皮を少しだけ。 そうすると、

  • 辛さのあとに、香りの余韻が残る
  • お肉の旨みが立ち上がる
  • 後味が軽うて、食べ進めやすい

こんな風に、味の景色が変わっていくんどす。 “辛いのに、やさしい”——そんな鬼辛焼売に仕上がっております。


■ 冬の食卓によう似合う香りどす

寒い日、蒸し器やレンジから開けた瞬間、 湯気の中からふわっと香る陳皮と辛味のまざった香りは、 どこかほっとする温かみがありますえ。

こんな場面に、よう合いますよってに:

  • 晩酌のおともに
  • 温かい白ごはんと一緒に
  • お仕事帰りの簡単ごはんに
  • 家族の「今日は辛いの食べたい!」という日に

■ おわりに

鬼辛焼売の“ぴりっ”とした辛さの裏には、 陳皮のやさしい香りがそっと寄り添っております。 冬の食卓が、少しほっこり温かくなりますえ。

どうぞ、ゆっくり味わっておくれやす。

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