花梨シロップでつくる“香りの酢豚あん”レシピ|花梨活用術

花梨シロップでつくる “香りの酢豚あん” レシピ
秋が深まって空気が澄んできますと、庭先の花梨(かりん)がきれいな黄色に色づきますね。
そのままではとても硬い実ですけれど、氷砂糖とゆっくり時間を重ねますと、甘酸っぱくて香りのよい花梨シロップになります。昔から冬の喉の心配ごとに役立つ果実として親しまれてきました。
今回は、その花梨シロップの作り方と、シロップを使った酢豚あんのレシピをご紹介いたします。
あんの作り方だけですので、いつもの酢豚に合わせていただくと、やさしい香りの一皿になります。
花梨シロップの作り方
材料
- 花梨:500g
- 氷砂糖:300〜400g(甘さはお好みで)
- 保存用ガラス瓶(清潔なもの)
作り方
- 花梨をよく洗い、水気をしっかりふき取ります。
- 種ごと薄切り、またはくし形に切ります。
- ガラス瓶に花梨 → 氷砂糖 → 花梨 → 氷砂糖の順で層になるように詰めます。
- 蓋をして冷暗所で置いておきます。
氷砂糖が溶けはじめたら、ときどき瓶をやさしく振ってなじませてくださいね。
完全に溶けましたら、シロップだけを別の瓶に移して冷蔵保存します。
漬け込みの目安:3週間ほどで使えます。1〜2か月で味がまろやかになってきます。
花梨シロップで作る《酢豚あん》
材料(2〜3人分の酢豚用あん)
- 花梨シロップ:大さじ3
- 酢:大さじ1(控えめ)
- 醤油:大さじ1.5
- 塩:少々(味を見て)
- 水溶き片栗粉:適量(とろみ調整)
作り方
- 小鍋またはフライパンに花梨シロップ・酢・醤油を入れて火にかけます。
- 味を見て、必要でしたら塩を少し加えてください。
- 沸騰直前に水溶き片栗粉を少しずつ入れ、とろみがつけばできあがりです。
豚肉と野菜の炒め物にこのあんをからめていただきますと、花梨の甘酸っぱい香りがふんわり広がる酢豚になります。
まとめ
花梨シロップは、飲みものやヨーグルトだけでなく、お料理にも使える便利な調味料です。
季節の香りの一皿として、花梨の季節に一度お試しいただけましたら嬉しいです。
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