【点乃のご案内】昔ながらのシュウマイ|極薄0.45mmの皮どすえ

【点乃のご案内】昔ながらのシュウマイ|極薄0.45mmの皮どすえ
おこしやす、点乃どす。 今日は、京都点心福の「昔ながらのシュウマイ」について、 わたしから少しだけお話させてもらいますえ。
まずは、この子のいちばんの自慢。 それは、指先にすうっと馴染む極薄0.45mmの皮どす。 蒸しあがると、まるで白い花びらが開いたような、 しっとりとした姿を見せてくれますの。
◆ うすくても、ちゃんと強い皮どす
薄い皮は破れやすい、と思われがちやけど、 点心福の職人さんは、生地の湿り気や寝かす時間、 その日の気温まで見極めて、ぴったりの柔らかさに仕上げはります。
軽やかなのに、包むときはしっかり。 食べるとすっと溶けてくれる。 そんな皮を作るには、ほんまに長年の経験がいりますのやて。
◆ 薄い皮やからこそ、具の味がまっすぐ届きます
赤身80%の豚肉は、むっちりとしていて、 噛むとじんわり旨味が広がります。 そこに、角切りのクワイがしゃくっといい歯ざわりを添えますえ。
控えめの塩味と合わせて、 「たべやすいのに、しっかりおいしいなぁ」 と感じていただける味わいに仕上がってます。
◆ 四季の香りともよう合う子どす
寒さ深まる頃になると、工房の蒸気が白く立ちのぼり、 その中に並ぶシュウマイは、小さなお花みたいに見えるんどす。
春は菜の花、夏は青じそ、秋は銀杏。 どんな京の香りと合わせても、すっと馴染むんは、 この薄皮のおかげやと思います。
◆ 点乃から、ちいさなまとめ
薄いのに強く、軽やかなのに満足感がある。 昔から変わらん町中華の味を守りながら、 毎日ていねいに手で包まれているシュウマイどす。
もし蒸籠を開けはったら、 湯気の向こうに咲く白い花びらの姿、 ぜひ楽しんでみておくれやす。
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