九条ねぎが甘うなる冬どす|エビネギ饅頭と九条ねぎ餃子【京都点心福】

九条ねぎが甘うなる冬どす──京の香りを映した“ねぎ点心”二品
寒うなってきますと、京のお野菜もよう変わってきますのえ。 とりわけ「九条ねぎ」は、冬の冷たい空気にあたるほど甘みと香りがぎゅっと深まって、 ほんまに美味しい季節を迎えます。
今日は、その九条ねぎの魅力と、京都点心福の“ねぎ点心”を点乃からご案内しますえ。
■ 九条ねぎは季節ごとに、ほんま表情が変わりますの
- 春:みずみずしうて、香りも軽やかどす。
- 夏:辛味が増して、火を入れはるお料理にぴったり。
- 秋:旨味と香りが深まって、ええ頃合いどす。
- 冬(最盛期):青いとこまでとろっと甘く、香りもよう伸びますえ。
九条ねぎは、ほんに“季節をよう映すお野菜”どすなぁ。
■ 冬の九条ねぎと寄り添う “ねぎ点心” 二つ
① 海老の旨味とねぎの香り「エビネギ饅頭」
海老さんのぷりっとした甘みと、豚肉の旨みを半々にまとめて、 そこへ冬の九条ねぎをたっぷり練り込みましたえ。 蒸すとふんわり、焼くと香ばしく、湯気といっしょにねぎの香りがふわぁっと広がります。
② 九条ねぎを主役にした「九条ねぎ餃子」
キャベツは豚肉の倍量で、とっても軽やか。 そこへ九条ねぎの香りがよう立つように、刻み方まで細う調整して包んでいますの。 焼いたら香りがふくらみ、蒸したら甘みがよう出て、冬の九条ねぎがいちばん映える餃子どす。
■ 冬に食べてほしい、九条ねぎの“ひと工夫”
● 九条ねぎ × エビネギ饅頭
香ばしく焼いたエビネギ饅頭に、刻んだ九条ねぎをたっぷりのせて“追い九条ねぎ”。 そこへ熱したごま油をジュッとかけますと、香りがぱぁっと広がって贅沢なお味になりますえ。
● 九条ねぎ餃子の “冬焼き”
焼き上がりの餃子に、塩と九条ねぎをごま油で和えたものをひとかかえ散らすだけどす。 香りの層がきれいにひらいて、上品な冬仕立ての味に仕上がりますえ。
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