京れもんと冬の焼売|点乃の台所だより|京都点心福

京れもんと冬の焼売
点乃の台所だより
小雪を過ぎて、空気がきりっと澄んでまいりましたなぁ。 こんな季節は、湯気の立つものが恋しゅうなりますえ。
最近は、京都でもれもんを育ててはる方が増えてきて、 久御山さん、南山城さん、舞鶴さん などで、皮まで安心して使える京れもんが実ってますのやて。
柚子さんもええけど、れもんをひとしぼりすると、 湯気の向こうにふわっと華が咲くみたいで、ほんま上品どす。
れもんだれ三つ、よう合いますえ
① れもんぽん酢(やさしい酸味)
- れもん汁 … 大さじ1
- だし醤油 … 小さじ1
- みりん … 少し
- 出汁 … 小さじ1
- 皮 … ほんの少し
やわらか〜い酸味で、焼売の甘みをそっと引き立てますえ。
② れもん×黒こしょう(きりりと冴える)
- れもん汁 … 大さじ1
- 塩 … ひとつまみ
- 黒こしょう … ちょっと
- ごま油 … ひとしずく
あと口がきゅっとしまって、寒い日もほっこり温まります。
③ れもんはちみつしょうゆ(やさしい甘み)
- れもん汁 … 大さじ1
- 醤油 … 小さじ1/2
- はちみつ … ちょっと
やさしい甘酸っぱさで、海老焼売にもぴったりどす。
れもんって、酸っぱいだけやのうて、 湯気にのってふわっと香る、冬の小さな魔法みたいどす。
おうち時間に、ちょこっと絞って、京の味わい楽しんでみてくださいね。
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