【点乃だより】伏見城と京都点心福のご縁

2025年9月30日
【点乃だより】伏見城と京都点心福
歴史と味がやさしくつながるお話どすえ
伏見のお城はな、昔から“もてなしの心”が息づいていたそうどす。豊臣秀吉公の時代には、器やお料理ひとつにまで工夫をこらして、お客さまを喜ばせたんやとか。 その心は、いまも伏見に残っております。うち「京都点心福」の点心づくりも、そんな“おもてなし”の延長どすえ。
1. 伏見に根づく“運ぶ力”
昔は川筋をつかって、京と大坂を結んで物資を運んではった伏見。いまは冷凍便で、点心をそのまま全国へ。形は変わっても「良いものを遠くへ届けたい」気持ちは、ずっと伏見のDNAとして続いてますえ。
2. 点心福の“包む”思い
小さな焼売や餃子に包むんは、ただの具材やおへん。素材の旨みだけやなくて、贈る人の想い、食卓の会話、季節の記憶も一緒に包んでます。 ふわっと湯気が立ちのぼるとき、その全部がほどけて、笑顔が広がるんどす。
3. 季節を添えるひと皿
今の季節やったら、炙った秋茄子に生姜をのせて、焼売を主役に。お椀は茸と柚子の澄まし仕立て。新米には栗を混ぜると、秋の香りが食卓いっぱいに広がりますえ。
4. おわりに
伏見城のもてなしの心と、京都点心福の点心づくり。歴史と日常が重なって、あたたかな食卓が生まれます。 これからも“福”を包んで、お届けしてまいりますさかい、どうぞよろしゅうお願いいたします。
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