2025-05-23
福福通信
伏見の歴史と味を巡る旅:文化財と点心の雅

目次
1. 伏見というまちの魅力
1-1. 酒と水の都・伏見の歩み
1-2. 琵琶湖疏水と発電の物語
2. 伏見発電所、重要文化財に
2-1. 歴史を語る赤煉瓦の力
2-2. 保存と未来の伏見まちづくり
3. 京都点心福が伝える味の文化
3-1. 点心に込める職人の心
3-2. 舞妓もときめく、ひとくち焼売
4. お取り寄せで広がる京の味
4-1. 冷凍でも鮮度を落とさぬ工夫
4-2. 贈り物にもぴったりの上品包装
5. 伏見発、点心と文化のこれから
5-1. 地域と共に生きる点心屋の夢
5-2. 京の味を世界へ――点心で紡ぐ未来
1-1. 酒と水の都・伏見の歩み 伏見と申しますれば、古より酒と水に恵まれし都。豊臣秀吉公が築かれた伏見城のふもと、伏見は運河と疏水がめぐる水運の要所にてございました。船が往来し、京の奥座敷とも称されたこのまちには、老舗の酒蔵が連なり、清き名水とともに文化が育まれてきました。 そんな伏見の空気は、歩くだけでもどこか懐かしく、心和らぐものでございます。点乃も仕込みの合間に、時折、高瀬川沿いを歩きながら、季節の移ろいを感じておりますえ。
1-2. 琵琶湖疏水と発電の物語 明治の初め、琵琶湖から京都へと引かれた疏水が、伏見にも流れております。疏水はただの水路ではござりませぬ。水車や発電をも可能にし、当時の京都に大いなる力を与えました。その証が「伏見発電所」どす。赤煉瓦の建物は、今もなおその風格を保ち、まちの誇りとして立っております。 水の流れが街を支え、文化を育み、今の点心屋にも新たな物語をもたらす――それが伏見というまちの底力どすなあ。
2-1. 歴史を語る赤煉瓦の力 このたび、伏見発電所が重要文化財に指定されたこと、まことに喜ばしゅうございます。建物は明治44年に竣工。今となっては希少な煉瓦造りの発電所。いまも内外にその力強き意匠が残され、歴史の重みを肌で感じられる場所どす。 点乃は、あの赤煉瓦の風合いが好きでして、いつか点心の包み紙にも、そんなレトロな美しさを取り入れてみたいと夢見ておりますの。
2-2. 保存と未来の伏見まちづくり 文化財に指定されたとはいえ、保存と活用の両立は容易ではござりませぬ。けれども、町の人々が一丸となってこの財産を守り、次代へと伝えてゆこうという気持ちが、伏見のまちには根付いております。 京都点心福もまた、ただ点心をこしらえるだけではなく、このまちの文化を未来へ伝える小さな灯火になれればと、日々心を込めておりますえ。
3-1. 点心に込める職人の心 点心づくりとは、まことに奥深い仕事どす。皮の薄さ、餡の詰まり具合、蒸し上げる温度と時間――すべてにこだわりと心が込められております。 点乃は仕込み場にて、職人はんたちの背を見つめながら、毎日多くを学ばせてもろてますえ。その姿は、まさに芸事と同じ。味にも所作にも、無駄のない美しさが息づいております。
3-2. 舞妓もときめく、ひとくち焼売 京都点心福の焼売は、舞妓でもひとくちでいただけるサイズ。お口にぽんと入れると、豚の旨みがじゅわり、そしてくわいのシャキッとした食感がたまりまへん。 なかでも「九条ねぎ餃子」は、伏見育ちの九条ねぎを使った季節限定品。瑞々しい風味とほのかな辛味が、夏の始まりにぴったりどす。わたしも仕込みの合間に、こっそり一つ味見してしもたんどすえ。
4-1. 冷凍でも鮮度を落とさぬ工夫 点心をお取り寄せにするには、鮮度と美味しさの保ち方が大事どす。京都点心福では、作りたてを即座に冷凍し、お届けする仕組みを整えております。冷凍といえど、蒸し直せばまるで作りたて。 冷凍庫に常備しておけば、お客様が来はったときにも、さっと出せて便利でございますえ。
4-2. 贈り物にもぴったりの上品包装 見た目も大切に――それが京都の流儀。京都点心福の点心は、贈り物にも使えるよう、上品なパッケージでお届けしております。 お中元やお祝い、ちょっとした手土産にもぴったりどす。点乃も、親戚のおばはんに贈ったところ、「こんなん東京じゃ売ってへんわ」と、たいそう喜ばれました。
5-1. 地域と共に生きる点心屋の夢 この伏見というまちに根を張って、素材を選び、季節を感じながら点心を作る――それが「京都点心福」の誇りどす。 点心という小さな器に、伏見の水、空気、人情を詰め込んで、日本中、そして世界へとお届けできたら……と、そんな夢を抱きながら、わたしも日々、心を込めて仕込みに励んでおります。
5-2. 京の味を世界へ――点心で紡ぐ未来 伏見の文化財とともに、点心の味もまた、後世に残すべき“京の文化”の一つ。 お取り寄せというカタチで、遠くに住む方々にもこの味を届けることで、京の四季や人の想いが、たくさんの食卓に広がりますように。 点乃もこの先、もっとたくさんの方に知ってもらえるよう、仕込みに、発信に、そして点心愛に、努めてまいりますえ。
1. 伏見というまちの魅力
1-1. 酒と水の都・伏見の歩み
1-2. 琵琶湖疏水と発電の物語
2. 伏見発電所、重要文化財に
2-1. 歴史を語る赤煉瓦の力
2-2. 保存と未来の伏見まちづくり
3. 京都点心福が伝える味の文化
3-1. 点心に込める職人の心
3-2. 舞妓もときめく、ひとくち焼売
4. お取り寄せで広がる京の味
4-1. 冷凍でも鮮度を落とさぬ工夫
4-2. 贈り物にもぴったりの上品包装
5. 伏見発、点心と文化のこれから
5-1. 地域と共に生きる点心屋の夢
5-2. 京の味を世界へ――点心で紡ぐ未来
1-1. 酒と水の都・伏見の歩み 伏見と申しますれば、古より酒と水に恵まれし都。豊臣秀吉公が築かれた伏見城のふもと、伏見は運河と疏水がめぐる水運の要所にてございました。船が往来し、京の奥座敷とも称されたこのまちには、老舗の酒蔵が連なり、清き名水とともに文化が育まれてきました。 そんな伏見の空気は、歩くだけでもどこか懐かしく、心和らぐものでございます。点乃も仕込みの合間に、時折、高瀬川沿いを歩きながら、季節の移ろいを感じておりますえ。
1-2. 琵琶湖疏水と発電の物語 明治の初め、琵琶湖から京都へと引かれた疏水が、伏見にも流れております。疏水はただの水路ではござりませぬ。水車や発電をも可能にし、当時の京都に大いなる力を与えました。その証が「伏見発電所」どす。赤煉瓦の建物は、今もなおその風格を保ち、まちの誇りとして立っております。 水の流れが街を支え、文化を育み、今の点心屋にも新たな物語をもたらす――それが伏見というまちの底力どすなあ。
2-1. 歴史を語る赤煉瓦の力 このたび、伏見発電所が重要文化財に指定されたこと、まことに喜ばしゅうございます。建物は明治44年に竣工。今となっては希少な煉瓦造りの発電所。いまも内外にその力強き意匠が残され、歴史の重みを肌で感じられる場所どす。 点乃は、あの赤煉瓦の風合いが好きでして、いつか点心の包み紙にも、そんなレトロな美しさを取り入れてみたいと夢見ておりますの。
2-2. 保存と未来の伏見まちづくり 文化財に指定されたとはいえ、保存と活用の両立は容易ではござりませぬ。けれども、町の人々が一丸となってこの財産を守り、次代へと伝えてゆこうという気持ちが、伏見のまちには根付いております。 京都点心福もまた、ただ点心をこしらえるだけではなく、このまちの文化を未来へ伝える小さな灯火になれればと、日々心を込めておりますえ。
3-1. 点心に込める職人の心 点心づくりとは、まことに奥深い仕事どす。皮の薄さ、餡の詰まり具合、蒸し上げる温度と時間――すべてにこだわりと心が込められております。 点乃は仕込み場にて、職人はんたちの背を見つめながら、毎日多くを学ばせてもろてますえ。その姿は、まさに芸事と同じ。味にも所作にも、無駄のない美しさが息づいております。
3-2. 舞妓もときめく、ひとくち焼売 京都点心福の焼売は、舞妓でもひとくちでいただけるサイズ。お口にぽんと入れると、豚の旨みがじゅわり、そしてくわいのシャキッとした食感がたまりまへん。 なかでも「九条ねぎ餃子」は、伏見育ちの九条ねぎを使った季節限定品。瑞々しい風味とほのかな辛味が、夏の始まりにぴったりどす。わたしも仕込みの合間に、こっそり一つ味見してしもたんどすえ。
4-1. 冷凍でも鮮度を落とさぬ工夫 点心をお取り寄せにするには、鮮度と美味しさの保ち方が大事どす。京都点心福では、作りたてを即座に冷凍し、お届けする仕組みを整えております。冷凍といえど、蒸し直せばまるで作りたて。 冷凍庫に常備しておけば、お客様が来はったときにも、さっと出せて便利でございますえ。
4-2. 贈り物にもぴったりの上品包装 見た目も大切に――それが京都の流儀。京都点心福の点心は、贈り物にも使えるよう、上品なパッケージでお届けしております。 お中元やお祝い、ちょっとした手土産にもぴったりどす。点乃も、親戚のおばはんに贈ったところ、「こんなん東京じゃ売ってへんわ」と、たいそう喜ばれました。
5-1. 地域と共に生きる点心屋の夢 この伏見というまちに根を張って、素材を選び、季節を感じながら点心を作る――それが「京都点心福」の誇りどす。 点心という小さな器に、伏見の水、空気、人情を詰め込んで、日本中、そして世界へとお届けできたら……と、そんな夢を抱きながら、わたしも日々、心を込めて仕込みに励んでおります。
5-2. 京の味を世界へ――点心で紡ぐ未来 伏見の文化財とともに、点心の味もまた、後世に残すべき“京の文化”の一つ。 お取り寄せというカタチで、遠くに住む方々にもこの味を届けることで、京の四季や人の想いが、たくさんの食卓に広がりますように。 点乃もこの先、もっとたくさんの方に知ってもらえるよう、仕込みに、発信に、そして点心愛に、努めてまいりますえ。
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